2017年08月23日

従業員毎のパソコンの利用時間を管理する

長時間労働が社会的に大きな話題となっており、政府でも「働き方改革実現会議」が設置され議論が深められ次々と施策が打ち出されています。
そして、企業には従業員の労働時間を管理し、健康不安や残業代不払いが起こらないようにする責任がこれまでにも増して強く問われています。

現場での業務を除くと、多くの会社での業務はパソコンの利用時間を把握することで管理できますね。
今回は、従業員毎のパソコン利用時間をどのように管理すればいいのかを解説したいと思います。

パソコンの何を記録すればよいのか?

従業員毎にパソコンの利用時間を記録すると言っても、自己申告では労働時間の実態を管理できませんのでパソコン内に記録されている情報で管理する必要があります。
パソコンの利用時間を調べるには、Windowsへのログオン/ログオフを記録します。
その前提としては、業務終了の際はパソコンをスリープや休止モードにするのではなく必ずシャットダウンするというルールの徹底が必要となりますので注意が必要です。
スリープや休止モードだと、ログオフしたことにはならず、次回起動時にログオンも行ったことにはならないためです。

どのように記録すればよいのか?

実は、Windowsの設定が標準のままだとログオン/ログオフがパソコンに記録されないのです。
ログオン/ログオフを記録するためにはコントロールパネルのローカルセキュリティポリシーというものの設定を行っておく必要があります。
そうすれば、パソコン内のイベントログに全てのログオン/ログオフが記録されるようになり、イベントログ情報からパソコンの利用時間を管理できるようになるのです。

記録、管理するための具体的な手順は?

ログオン/ログオフを各パソコンのイベントログに記録するための設定、記録されたイベントログの参照方法など具体的な手順は、「パソコンの稼働時間を把握する方法」で解説していますのでご参照ください。