2018年04月19日

ランサムウェアの被害が拡大中!

最近、ランサムウェアに関する大きな報道が少なくなっているので過ぎ去ったことと半ば安心している方も多いのではないでしょうか?
しかし、しかし、ランサムウェアは高度化、巧妙化して被害が拡大し続けています。

ここで、ランサムウェアについてのおさらいです。
ランサムウェアとは、感染したPCのHDDを暗号化してPCを利用不能にしてしまい、それを回復するために身代金を要求する手口の不正プログラムです。
成りすましの電子メールや悪質なWebサイトから感染することが多く、中には感染したPCだけでなく、共有しているファイルサーバのHDDも暗号化してしまい組織全体の業務を停止させてしまうものもあります。
また、感染したPCからその他のPCやネットワーク機器に感染を広げ、被害をどんどん拡大していくものもあります。

ランサムウェアの対策の第一は、不審なメールは絶対に開かない、怪しいWebサイトを閲覧しないなど社員への情報セキュリティ教育です。
今一度、教育が徹底されているか皆さまの会社も確認されてみることです。
大きな報道がない今こそが最も危険です。

そして第二に、ウイルス対策ソフトやネットワークセキュリティが正常に機能しているか、業務で使用するソフトウェアが最新バージョンになっているかなど、IT環境の点検となります。

マルウェアの対策や感染した場合の対処法について、以前の記事(今さら聞けない「ランサムウェア」とその対策)もよろしければご確認ください。